Cookpad TechConf 2019に参加しました。
Cookpad TechConf 2019に招待枠で参加してきました。持つべきは友。
つぶあんちゃんをモフりつつ、いざ恵比寿へ
タイムテーブル
Qiitaで資料一覧を投稿したので、こちらを参照してください。
それぞれのセッションに対する感想
クックパッドが目指す、これからのデザインとプロダクトのあり方
つい最近Yahooから入社された方(17営業日でConference登壇とかすさまじい…)。
詳しい内容はご本人のNoteを見るのが一番いいと思います。
デザインの話が中心、しかしデザインに全然明るくない私でもわかりやすく、納得感がある説明でした。
「らしさ≠見た目が同じ」であり、らしさを出すには「期待値に対するふるまい」が共有されていることが大事、というのはなるほどな~となりました。
わしエンジニアだしデザイナーじゃないし勉強せんで良いわ、とならずにこっちの知識も取り入れようと思った次第。
生鮮ECクックパッドマート - サービスの立ち上げから拡大に向けて
クックパッド・マートは正直サービス内容を知ったのは今回が初めてです。(名前は聞いてた)
検証がかなり地道な作業で驚きつつ、その結果に対する分析力の高さは凄いなと感じました。
料理の学習体験をデザインする
日々の料理を考える上でのあるあるがめっちゃ出てきて聞いてる間何度もうなずいた。
我々は「家にあるもので何も見ずにパパっと作れる人」になりたいのだ。
何をもって料理スキルの上達とするかを定義するにあたり、
食材 + 味付け、調味料 + 調理方法
として色々な課題をクリアする方式にしたのはうまいなーと感心しきりでした。
新規サービス開発を加速させる技術とデザイン
最初のセッションでもおすすめされていたFigmaを導入して、スピード感が増したという事例。
スピードが求められている時に現状のプロセスを変えることに着手した勇気と、それを実現させた努力が素晴らしいです。
Challenges for Global Service from a Perspective of SRE 2nd season
Cookpadこんなにグローバル展開してるんだとお恥ずかしながら初めて知りました。
「1行のログの向こうには、1人のユーザーがいる」はなかなかエモい名言。
レシピを解析する!Machine Readable Recipe(MRR: 機械可読なレシピ)の開発
「分量:ウィスパー ジバニャン」の衝撃(実際にある)。
材料
— みーた▽UX Engineer (@earlgrayMK) February 27, 2019
ウィスパー、ジバニャン見つけた👀
#CookpadTechConf pic.twitter.com/Ug1YOcPJmE
IoT家電がCookpadのレシピを理解して自動でそのとおり料理できる、という未来につながるかもしれない夢のある技術です。
クックパッド動画事業開発のチャレンジ
スーパーでよく見かけるCookpad storeTVの広告配信制御のお話でした。
専門外技術でついていくのが難しかった。。。資料公開求む。
〜霞が関〜 クックパッドiOSアプリの破壊と創造、そして未来
タイトルがすごい(小並)。
お台場とか霞が関とかプロジェクト名に地名を使う文化があるんですかね?
内容はアーキテクチャの見直しとObjective-Cの撲滅。大きなサービスだとアーキテクチャもカオスになるんですね。。。
スケーラブルなセキュリティ監視基盤の作り方
なかなか聞くことができないセキュリティの話。
こういうアラートって、単純にメッセージコードをトリガーにしてアラート発報だと思ってました。。。
全部拾ってると精神が摩耗してしまう→だから必要な物だけ拾えるようにロジックで制御しよう!という流れ。
これも難しかったので復習したい。
新規アプリ開発を支えるユーザ・決済基盤
Cookpad.apk #2でも登壇されていた宇津さん。
今回はAndroidではなく決済やアプリ内課金の機能を共通化するcuisineの話でした。
個人アプリ開発ではめったに触らない分野なので難しかった。(さっきから難しいしか言ってない)
Re:silience から始めるカオスエンジニアリング生活
カオスエンジニアリングってなかなかのパワーワードですよね。
簡単に言えばわざとシステムに悪いことして、それに耐えられる作りにしましょうという手法(予防接種的な考え)。
これがマイクロサービス化するとそのマイクロサービス間での関係性(Known-Unknownsとか)が絡んでくるという。。。
基調講演
最後はCTOによる講演です。
定款に「毎日の料理を楽しみにする」「全世界で実現出来たら解散」って書くことの凄さ。
「なぜ毎日の料理を楽しみにするのか」というミッションに対する疑問を主軸に話が進みました。
料理する=自分が摂取するものをコントロールできるってのは確かにそうで、外食ばかりだと意識しないうちに凄まじい塩分、糖分を摂取します。
(店の味にするには引くほど調味料使う)
じゃあそのミッションを実現するには…?ってのを考えた結果がどんどん発表されている新規サービスなんだ、と理解できました。
なかなかエモい講演でした。
お待ちかね懇親会
流石Cookpadというクオリティでした。全部美味しい。
また来年も参加したいと思えるConferenceでした。